光化学スモッグってどんなもの?子供に与える影響について
「光化学スモッグ注意報が発生されました・・・」
という街に流れるアナウンスを聞いた覚えがある人は、
結構いるのではないでしょうか。
1970年代から、猛威をふるった光化学スモッグ。
その後、1980年代からは減少傾向にあったのですが、
今また、光化学スモッグが増えてきているというのです。
- 光化学スモッグとは
- 子供は特に要注意
- 光化学スモッグの健康被害は?
- 注意法が発令されたら
- 予報、注意報、警報について
これらについて見ていきましょう。
光化学スモッグとは
工場の煙や、自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物が、
紫外線で光化学反応をおこし、光化学オキシダントやエアロゾルという、
有害物質を発生し、白いスモッグがかかることをいいます。
子供は特に要注意
光化学スモッグがおこると、子供に影響を与えることが多く、
体調不良を訴えるのは、ほとんどが小学生、中学生の子供なのだそうです。
それは、外で運動したり、運動により、大気中の汚染物質を吸い込むことから、
症状が子供に多く出るのではないかと言われています。
光化学スモッグの健康被害は?
光化学スモッグによって起こる体調不良は、
目がチカチカする、目が痛い、目がごろごろする、涙が出る。
喉が痛くなる、咳が出る。
息苦しさを感じる。
症状がひどくなると、頭痛、手足のしびれ、めまい、発熱、嘔吐など。
アレルギーや、喘息、気管支炎、甲状腺の持病がある場合は、
持病が光化学スモッグによって、ひどくなることもあります。
注意法が発令されたら
光化学スモッグ注意報が発令されたら、
屋外にいる場合は、室内に退避しましょう。
症状が現れた時は、窓を閉めた部屋で、安静にしましょう。
手洗い、うがい、目を洗う、シャワーを浴びるなど、体をきれいにします。
症状が改善しない場合は、病院へ行くことをおすすめします。
予報、注意報、警報について
光化学スモッグが発生すやすいのは、4月から10月頃の日中、
気温が高く、無風の日が多いようです。
光化学スモッグの発令基準については、予報、注意報、警報、
重大緊急時警報と、順番に緊急度・危険度が高くなります。
- 光化学スモッグ予報
- 光化学スモッグ注意報
- 光化学スモッグ警報
- 光化学スモッグ重大緊急時警報
それぞれ見ていきましょう。
光化学スモッグ予報
注意報の発令基準の程度に、汚染するおそれがあると予測した時
光化学スモッグ注意報
光化学オキシダント濃度の1時間値が0.12ppm以上になり、
気象条件からみて、その状態が継続すると判断された場合
光化学スモッグ警報
光化学オキシダント濃度の1時間値が0.24ppm以上になり、
気象条件からみて、その状態が継続すると判断された場合
光化学スモッグ重大緊急時警報
光化学オキシダント濃度の1時間値が0.4ppm以上になり、
気象条件からみて、その状態が継続すると判断された場合
これらが発令されてもあせらずに対応しましょう。