犬の糖尿病の症状とは?もしかしてうちの犬は危ない!?
「あれ、なんか犬の様子がおかしい。」
いつも見慣れている犬と違った様子の時、こう思うことはあります。
ただ、いつもと違うだけならいいのですが、
もしかしたらなんかの病気なのかも!?
不安が大きくなるといつも気になってしまいます。
そこで今回は、
- こんな症状が見られたら糖尿病かも!?
- そのままにしておくとさらに大変なことに!?
- さらに怖い合併症
- 糖尿病は一度なってしまうと治すことが難しい病気
これらのことについて見ていきましょう。
こんな症状が見られたら糖尿病かも!?
- 水を大量に飲むようになった
- おしっこの量や回数が増えた
- 食べる量が増えた
- 体重が減った
上記であげたような症状がひとつでもあるようでしたら要注意です!
糖尿病にかかっている可能性が高い確率で疑われます。
糖尿病とは血液中の血糖値が高くなることで起こる症状をいいます。
本来ならば、血糖値を下げるホルモン、インスリンが分泌され、
血液中の血糖値は正常値に保たれるのですが、
常に血糖値が高い状態が続くとインスリンが分泌されなくなったり、
インスリンが分泌されても細胞に正常に吸収されないなどの障害が起こります。
長期で高血糖の状態が続くと尿中にブドウ糖が出ます。
これを糖尿病といいます。
ちなみに普通の血糖値なら60~100(mg/100ml)ですが
150以上になると糖尿病であることにほぼ間違いありません。
そのままにしておくとさらに大変なことに!?
糖尿病と思われる状態がさらに悪化すると血液中にケトンという有害物質が増加します。
この状態を「糖尿病性ケトアシドーシス」といいます。
この症状は嘔吐や食欲の低下、元気の消失がみられ、
そのうちいままでとは違う口臭(アセトン臭)になり
昏睡状態に陥り、そのまま死に至る可能性もあります。
さらに怖い合併症
糖尿病にかかっていると他の病気も併発する可能性が高く
かなり危険な状態になります。
なかでも白内障や再発性皮膚炎、膀胱炎などがみられます。
糖尿病性ケトアシドーシスの合併症になるとさらに深刻で
運動失調や虚脱といった神経症状であったり
心筋梗塞や腎疾患などがあげられます。
糖尿病は一度なってしまうと治すことが難しい病気
一度糖尿病になってしまうととても大変です。
インスリン投与(毎日の体調に合わせて変動)や、
食事療法(バランスの取れたカロリー控えめな食事)
運動療法などを毎日決められたとおりにずっと守らないといけません。
糖尿病になると飼い主であるあなたはもちろん大変だと思います。
でも、それよりにかわいい愛犬がずっと一生辛い思いをすることになるので、
わたしなら耐えられません(泣)
だからこそ、そうなる前に治してあげて欲しいです。
まだ一歩前の段階であれば、治療で治すことができます。
少しでも変だと思ったらぜひ病院で検査を受けてあげてください。
愛犬が少しでも長く健康でいてくれるために
あなたもしっかりと愛犬の健康管理をしてくださいね(^^)