デスクワークでの腰痛の原因って一体何なの?
”長時間のデスクワークが原因で気づいたら腰痛が発生し、
半ば持病のように腰痛と付き合うことになってしまった。”
こんな症状に悩んでおられる方は沢山いらっしゃるかと思います。
腰痛には、大きく急性のものと慢性の2種類があり、
デスクワークが原因で発生した腰痛は明らかに後者に該当します。
何か重い荷物や急激に腰への負担をかけたわけでもなく、
ただ日常生活を過ごしているだけなのに、
知らず知らずのうちに腰痛に悩まされるようになった。
これは一体、なぜなのでしょうか?
デスクワークが原因で発生する腰痛には慢性のものであり、
これも大きく2種類に分かれると思われます。
- 姿勢からくる腰痛
- 精神面からくる腰痛
この2種類の原因について見ていきましょう。
姿勢からくる腰痛
長時間、同じ体勢を維持するデスクワーク。
腰に負荷のかかる体勢を続けると、
背骨の間のクッションの役割を果たす「椎間板」に過度な負担がかかり、
それが長く続くと椎間板が突出し、
神経を刺激する「椎間板ヘルニア」という症状に繋がります。
椎間板ヘルニアの症状になると
足や腰の痛みやしびれが慢性化してしまい、
神経を刺激するたびに痛みが発生します。
精神面からくる腰痛
あまり馴染みはないですが、
実は最近、精神面からくる腰痛と診断される事例が増えてきています。
デスクワークで無理な姿勢からくる痛みが、
仕事面や人間関係からくるストレスと重なり、
更に症状が悪化するというケースです。
肉体的な負担自体がストレスを伴うことにより、
更に痛みが増してしまう事象です。
また、ストレスやうつ病などで頭痛を発症してしまうのと同じく、
その神経痛が腰を構成する部位への
神経痛に繋がるということもあるようです。
腰痛が起こる要因は人により様々です。
どのタイミングで自覚症状を認識し、どういった方法で向き合っていけば良いのか?
繰り返しになりますが、慢性化した腰痛は
大きくはこの2種類が原因と思われます。
まずはこの原因を理解・認識し、ご自身の日常を振り返ったうえで、
ご自身に見合った改善策を検討していくということ、
これが重要だと思います。